世界気象機関と世界保健機関、ビッグデータがSDGs達成に果たす役割を協議
発表日:2020.02.20
世界気象機関(WMO)と世界保健機関(WHO)はスイス政府などと共に、2020年10月の国連世界データフォーラム(スイス・ベルン)の準備として、デジタル協力とビッグデータに関する部門横断的な対話を開催した。同フォーラムに向けてはデータ管理の各フェーズ(収集、共有、利用、保護・プライバシー)について4回の対話が予定されており、今回はその第1回として主にデータの収集について、プライバシー尊重と世界にとっての利益のバランスを取りつつ、ビッグデータを持続可能な開発目標(SDGs)の達成に役立てるための課題と便益を協議した。WMOは、その設立以来、収集した気候と気象のデータをグローバルな公共財として提供しており、温暖化を数値で示すなど大きな役割を果たしてきたと述べた。WHOは、健康関連のSDGsについて多くの低中所得国で必要なデータがないことを指摘し、明確な原則や基準の設定、脆弱な地域社会との関係の強化などの方策を通じてデータの収集を急ぐ必要があると提案した。
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