ドイツ、2018年の容器包装廃棄物は増加傾向と発表
発表日:2020.10.27
ドイツ連邦環境庁(UBA)が公開した報告書によると、ドイツでは2018年に1,890万トンの容器包装廃棄物が発生し、一人当たりに換算すると227.5kgであり、2017年よりも0.7%増加し、2010年と比較して17.9%増加した。このうち一般消費者による廃棄が47%を占めており、一人当たり107.7kgで2017年よりも1%増加し、2010年と比べると20.6%増加した。ドイツでは容器包装廃棄物の69%がリサイクルされ、残りの大半はエネルギー目的で回収されている。ガラス(リサイクル率83%)、紙(87.7%)、鉄(91.9%)、アルミニウム(90.1%)のリサイクル率は比較的高いが、プラスチック(47.1%)と木材(25.3%)のリサイクル率は改善の余地がある。2019年に新たな容器包装廃棄物法が施行され、特に一般消費者に向けた「デュアルシステム」によるリサイクル率の向上が求められている。プラスチック容器包装材のリサイクル率は2019年以降58.5%で推移しているが、2022年には63%まで増やす予定である。
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