カナダ環境・気候変動省は、カナダ政府がアルバータ州、ブリティッシュ・コロンビア州、サスカチュワン州との間で協定を締結したことを発表した。これらの協定により、州のメタン規制が強化され、最大5年間、連邦政府の規制に取って代わることが可能になる。同協定は、連邦政府の規制と同等の排出削減効果を達成しながら、それぞれの管轄区域に最も適したメタン規制を設計することを可能にする柔軟なアプローチとなる。石油・ガス部門からのメタン排出量削減は、カナダの気候計画の重要な柱であり、2025年までに2012年比で40～45%削減することを約束している。これらの取り組みは、投資家や消費者が低炭素製品を求める傾向が強まる中、石油・ガス部門が世界的な競争力を維持することを保証するものでもある。カナダは最近、7億5,000万ドルの排出削減基金を立ち上げ、環境に優しい産業を実現し、長期的には国際的な競争力を高めることで、雇用と機会を維持することを目指している。