アメリカエネルギー省、2011年エネルギー戦略計画を公表
発表日:2011.05.10
アメリカエネルギー省は、2011年エネルギー戦略計画を公表した。この戦略計画は、同国のエネルギー、環境、原子力の問題を科学技術によって解決し、同省の中核的な使命である国家の安全と繁栄に貢献するための包括的な計画とされ、以下の4要素で構成されている。1)エネルギーシステムの転換を促進し、クリーンエネルギー技術におけるリーダーシップを確保、2)経済的繁栄の基礎となる科学技術への取り組みを維持、3)原子力の安全性を強化、4)柔軟な運営枠組みの構築。同計画の冒頭で、チュー長官は、「エネルギー省はアメリカの科学技術界において重要かつ独自の役割を担う。その使命およびプログラムは、複雑で緊急性の高い問題に対し、最も優れた科学的な見解や能力を結集できるよう設定されており、多種多様な分野にわたる専門家を統合し問題の解決に努めている」とし、戦略計画が、研究への投資、新技術の開発、革新的アプローチの展開によるエネルギー経済の転換において、エネルギー省が果たす指導的な役割を示すものと述べている。
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