IPBES、パリ非公式専門家会合の報告書を公表
発表日:2011.07.26
「生物多様性と生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)に関わる科学者ら専門家による非公式会合が、2011年6月10日、パリのUNESCO本部で開催され、このほどその報告書が公表された。IPBESは、生物多様性と生態系サービスの状況を科学的に評価し、科学と政策を結びつけるための政府間機関として設立準備が進められているが、今回の会合は、最近の進展や今後の議論について科学者間で情報を共有するために、国際科学会議(ICSU)が開催した。会合では、参加者らが、IPBESの組織体制について協議し、機関としての主要機能をとりきめ、会議開催中でない期間も動ける執行委員会の設置を支持したほか、運営機構への幅広い利害関係者の参加を推奨した。また、IPBESに求められている知識創造機能の面では、IPBESは直接の知識創造でなくその活発化にあることを確認し、新たな知識創造を促す対話の実施、戦略の策定等を提案した。この報告書は、2012年10月3~7日に予定されるIPBES総会に情報文書として提出される。
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