イギリス環境・食糧・農村地域省は、地方の廃棄物処理を改善するため、4件のPFI事業に対して、総額3億1000万ポンドの補助金を提供することを明らかにした。補助対象となるのは、(1)バーンズリー市・ドンカスター市・ロザーハム市の共同体、(2)ブラッドフォード市、(3)サフォーク州、(4)リーズ市におけるPFI事業。どの事業も廃棄物の発生総量の削減を目指しており、2020年までにリサイクル率を少なくとも50%（ところによっては60%）にしたいとしている。また、気候変動への影響に配慮し、いずれも廃棄物処理や機械的・生物学的処理を通じてエネルギーを得るコジェネレーションを選択肢として前向きに検討している。これらの事業は、イギリスがEUの埋立処分指令で定められた目標（1995年を基準年として、埋立処分量を2010年までに75%、2013年までに50%、2020年までに35%とする）を達成するのにも大いに役立つと期待される。