欧州委員会統計局、EU27か国の2010年一般廃棄物の約40%が埋立処理と報告
発表日:2012.03.27
欧州委員会統計局(Eurostat)が公表した統計によれば、EU27か国全体の2010年一般廃棄物一人あたりの排出量は502kg、処理量は486kgで、処理の方法は埋立が38%、焼却22%、リサイクル25%、コンポスト化15%にであった(排出量と処理量の差は、乾燥による重量減や重複登録、輸出入等による)。一般廃棄物は家庭や中小企業が排出する廃棄物で、その一人あたり排出量は、キプロスが760kgで最も多く、リトアニア、ルーマニア、スロヴァキアなどは400kg以下で加盟国によりかなりの差がある。処理方法にも違いが目立ち、2010年に埋立処理が多かったのはブルガリア(100%)、ルーマニア(99%)で、焼却処理が多かったのはデンマーク(54%)、スウェーデン(49%)であった。また、リサイクル率が高かったのはドイツ(45%)、ベルギー(40%)、スロヴェニア(39%)等で、コンポスト率が高かったのはオーストリア(40%)であった。オーストリア、ベルギー、ドイツなどは50%以上の廃棄物がリサイクルとコンポスト化で処理された。
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