(株)日立プラントテクノロジーなど、サウジアラビアの国立大学と海水淡水化設備向け水質モニタリング技術の共同研究を開始
発表日:2012.12.20
(株)日立製作所と(株)日立プラントテクノロジーは、サウジアラビアの国立大学であるキング・アブドラアジズ大学と、海水淡水化設備向け水質モニタリング技術の共同研究を開始すると発表した。逆浸透膜(RO膜)を用いた海水淡水化設備は、中東をはじめ水資源が不足する地域で、飲料水や工業用水を得るための造水システムとして広く普及している。海水に含まれる成分による膜の目詰まり(ファウリング)を抑え同設備を安定的に稼動させていくためには、海水の水質モニタリングを行って海水の性状を的確に把握し、それを踏まえて適切な条件で運転する必要がある。今回の共同研究は、同設備への適用を進めている新しい水質モニタリング技術について、サウジアラビアの実際の海水を用いた実証実験や評価・改善を行うもの。共同研究の期間は約2年間で、紅海の実海水を用いた性能の実証実験を行い、実用化を加速するという。
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