(独)国立環境研究所、地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクト「脱温暖化2050プロジェクト」の成果を発表
発表日:2008.06.24
(独)国立環境研究所は、地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクト「脱温暖化2050プロジェクト」の成果を発表した。同プロジェクトでは、2006年2月に日英共同研究「低炭素社会の実現に向けた脱温暖化2050プロジェクト」を発足。このたび、その一環として行った世界および各国の低炭素社会シナリオについての分析成果が、英文学術誌Climate Policy増刊号「低炭素社会に向けた長期シナリオ分析」として刊行された。同誌に収録された9編の論文によると、2007年のG8ハイリゲンダムサミットで提唱された「2050年までの温室効果ガス排出量半減」という高い削減目標値について、世界および国レベルを対象に数値シミュレーションモデルによる分析を行った結果、非常に困難な目標ではあるが技術的・経済的に達成可能なことが示されたという。