環境省は、平成26年度環境保全経費概算要求額を公表した。環境保全経費とは、政府の経費のうち地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備に関する経費を総称したもので、環境省では、関係府省の環境保全に係る施策が、政府全体として効率的、効果的に展開されるよう、見積りの方針の調整を行い、全体を取りまとめて公表している。今回、平成26年度概算要求の総額は、2兆732億円で、平成25年度当初予算比7.3%増となった。内訳は、1）地球環境の保全7,303億円、2）生物多様性の保全及び持続可能な利用1,538億円、3）物質循環の確保と循環型社会の構築1,203億円、4）水環境、土壌環境、地盤環境の保全746億円、5）大気環境の保全2,505億円、6）包括的な化学物質対策の確立と推進69億円、7）放射性物質による環境汚染の防止6,245億円、8）各種施策の基盤となる施策等1,123億円となっている。同省では今後、政府予算案の編成において、環境保全経費の確保に努めていくという。