環境省、浮体式洋上超大型風力発電機設置実証事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2013.12.05
環境省は、浮体式洋上超大型風力発電機設置実証事業に係る環境影響評価準備書について、平成25年12月5日付けで経済産業大臣に対し、環境大臣意見を提出した。同事業は、経済産業省資源エネルギー庁が福島県の東の沖合18kmの海域において、総出力14,000kW(定格出力7,000kW級の発電設備2基)の風力発電設備を設置・運用するもの。今回の環境大臣意見では、1)海洋等への環境影響は未だ知見が少なく、同事業による知見が今後の洋上風力発電の普及に向けて極めて有用なものと期待されること、2)その観点から、事後調査及び必要に応じた追加的な環境保全措置を講じ、それらの結果を公表すること、3)鳥類を忌避させるような環境保全措置を検討するとともに、バードストライクに係る必要な事後調査を実施すること、等を求めている。今後、事業者は、今回の環境大臣意見及び自治体の長からの意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえた環境影響評価の実施が求められることになるという。
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