環境省、モニタリングサイト1000における平成25年度シギ・チドリ類調査の秋期調査結果を公表
発表日:2014.03.18
環境省生物多様性センターは、モニタリングサイト1000の一環として実施しているシギ・チドリ類調査について、平成25年度の秋期(8月~9月)に行った調査結果を公表した。モニタリングサイト1000(重要生態系監視地域調査)は、日本を代表する様々な生態系の変化状況を把握し、生物多様性保全施策への活用に資することを目的とした調査で、全国約1000か所のモニタリングサイトで平成15年から長期継続的に実施している。今回、平成25年度の秋期のシギ・チドリ類調査では、日本全国のシギ・チドリ類の最大個体数の合計は、昨年度に比べ4,214減の31,435個体であった。種別に見ると、キアシシギが全体の12.5%を占め、最も個体数の多い種となり、例年上位に挙がるトウネンの観察数が前年度より約6割減少した。また、秋期に確認されることが多い絶滅危惧IA類のヘラシギが今年は確認されなかった。一方で、ホウロクシギやダイシャクシギは、有明海などで前年度調査に比べ増加が確認されたという。
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