国土交通省は、下水道革新的技術実証事業（B-DASHプロジェクト）の実施技術を選定したと発表した。同事業は、新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業におけるコスト縮減や再生可能エネルギー創出等を実現し、併せて、国内企業による水ビジネスの海外展開を支援するもの。今回、実規模レベルのプラントを設置して実証を行うため、事業の提案を募集した結果、実施技術として以下の6件を選定した。1）水素リーダー都市プロジェクト～下水バイオガス原料による水素創エネ技術の実証～、2）無曝気循環式水処理技術実証事業、3）高効率固液分離技術と二点DO制御技術を用いた省エネ型水処理技術の実証事業、4）ICTを活用した効率的な硝化運転制御の実用化に関する技術実証事業、5）ICTを活用したプロセス制御とリモート診断による効率的水処理運転管理技術実証事業、6）ICTを活用した浸水対策施設運用支援システム実用化に関する技術実証事業。