環境省、東北地方太平洋沿岸地域自然環境調査 重要自然マップを公表
発表日:2014.04.04
環境省は、東北地方太平洋沿岸地域自然環境調査において、重要自然マップを作成したと発表した。同省では、東日本大震災が沿岸地域の自然環境に及ぼした影響を把握するための調査を実施しており、これまでの調査結果では、海岸林の大規模な消失や干潟の大規模な攪乱、新たな湿地の出現等を確認している。今回、これらの調査結果を地域の復興事業等に役立てるため、主に東北地方の津波浸水域における自然環境保全上重要な「生物が生息・生育する環境(ハビタット)」を示したマップ「重要自然マップ」を作成した。同マップでは、「重要な自然」として、1)藻場、2)アマモ場、3)干潟、4)砂丘(砂浜・砂丘植生)、5)海岸断崖地の自然植生、6)残存樹林地、7)樹林跡地(モザイク状の多様な攪乱環境)、8)湿地植生(塩性・淡水湿地植生)、9)草原(二次草原)、10)非耕作農地(水田雑草群落)、11)河川・湖沼等の開放水域、を記載している。同省では、関係自治体等に配布するほか、ウェブサイトで公開するという。
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