三菱レイヨン、排水処理向け中空糸膜の新規エレメント/モジュールを発売
発表日:2014.09.25
三菱レイヨン(株)は、膜分離活性汚泥法(MBR)向けに、新たなエレメント/モジュール製品を2014年9月から発売すると発表した。MBRは、従来の標準活性汚泥法では必須の沈殿槽が不要なため、省スペースやメンテナンス性に優れ、また再利用可能で高度な処理水が得られることから、近年、各国の下排水処理設備の多くに採用されている。市場が拡大していくにつれて、エレメント/モジュールのより一層の省スペース化や、エネルギー消費量の低減が求められている。今回開発した製品では、中空糸膜形状の改良により、従来品よりも高集積に中空糸膜を充填することが可能となり、さらなる省スペース化を実現した。また、エレメントの厚みを従来品の1/2以下にすることで、低ばっ気量でも高いスクラビング洗浄効率を得られるため、電力消費量の削減が可能になった。さらに、同社独自の製膜技術により中空糸膜表面・内部構造を改良し、膜閉塞の低減が実現され、薬品洗浄頻度を削減できるという。
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