大分県は、平成25年度の大分県（大分市を含む）の大気環境、水環境、ダイオキシン類、自動車騒音及び環境放射能水準調査の調査結果を公表した。調査結果の概要は以下のとおり。1）大気環境では、二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び一酸化炭素は、全測定局で環境基準を達成した。光化学オキシダント、微小粒子状物質（PM2.5）は、全測定局で環境基準を超過した。有害大気汚染物質は、1,2-ジクロロエタンを除き、環境基準を達成した。2）公共用水域の水質では、健康項目は砒素が4河川5地点で環境基準を超過した。生活環境項目のBOD・CODの環境基準達成率は、河川（BOD）83.7%、湖沼（COD）100%、海域（COD）66.7%であった。また、地下水の概況調査では、全井戸で環境基準を達成した。3）環境中のダイオキシン類調査では、大気、水質、底質及び土壌で調査を行い、1地点の地下水で環境基準を超過した。4）自動車騒音は、調査を実施した93.9%の住居等で環境基準を達成した。5）環境放射能水準調査では、異常は無かった。