大分県は、平成24年度の大分県（大分市を含む）の大気環境、水環境、自動車騒音等の調査結果を公表した。調査結果の概要は以下のとおり。1）大気環境では、二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び一酸化炭素は、全測定局で環境基準を達成した。光化学オキシダントは全測定局で、微小粒子状物質（PM2.5）は大分市内の3測定局で環境基準を超過した。有害大気汚染物質は、1,2-ジクロロエタンを除き、環境基準を達成した。2）公共用水域の水質では、健康項目は砒素が3河川3地点で超過した。生活環境項目のBOD・CODの環境基準達成率は、河川（BOD）95.3%、湖沼（COD）100%、海域（COD）81.0%であった。また、地下水の概況調査では、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が2本の井戸で環境基準を超過した。3）環境中のダイオキシン類調査では、大気、水質、底質及び土壌で調査を行い、1地点の地下水で環境基準を超過した。4）自動車騒音は、調査を実施した94.0%の住居等で環境基準を達成した。