大阪府、平成26年度の光化学スモッグ発令状況等を公表
発表日:2014.11.21
大阪府は、平成26年度の光化学スモッグ発令状況等を公表した。同府では、光化学スモッグによる被害を未然に防止するため、毎年4月から10月までの光化学スモッグが発生しやすい時期に、光化学スモッグ注意報等の発令を行っている。今回、平成26年度の同期間が終了したことから、発令状況等の概要をとりまとめた。これによると、光化学スモッグ予報を5回、注意報を3回発令。注意報の発令回数は、直近10年間では最も少なく、特に例年発令回数が多い8月に予報・注意報とも発令は無かった。これは、大阪市で21年ぶりに8月の猛暑日(日最高気温が35度以上)がゼロになるなど、光化学スモッグが発生しやすい気象条件(気温が高く、日射が強く、風が弱い)にならなかったことが影響していると考えられる。なお、光化学スモッグによると思われる被害の訴えは1件(7人)あった。同府では今後も、発生源対策として工場・事業場に対する窒素酸化物、揮発性有機化合物の排出規制などを引き続き行うという。
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