環境省は、平成24年度における産業廃棄物の排出及び処理状況等の実績を公表した。全国の産業廃棄物の総排出量は約3億7,914万トンで、前年度比で約2500万トン（約0.5%）減少した。業種別排出量では、前年度と同様、上位5業種で総排出量の8割以上を占めた。その内訳は、電気・ガス・熱供給・水道業：約9,647万トン（25.4%）、農業・林業：約8,572万トン（22.6%）、建設業：約7,412万トン（19.6%）、パルプ・紙・紙加工品製造業：約2,900万トン（7.6%）、鉄鋼業：約2,866万トン（7.6%）であった。種類別排出量では、上位3品目の、汚泥：約1億6,464万トン（43.4%）、動物のふん尿：約8,543万トン（22.5%）、がれき類：約5,889万トン（15.5%）、で総排出量の8割以上を占めた。さらに処理状況では、最終処分量が約1,310万トンとなり、前年度に比べ約5%増加した。