(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、固体触媒の飛躍的な活性向上を実現するバイモダル触媒の汎用製造法の開発について発表
発表日:2008.10.23
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、同機構の産業技術研究助成事業の一環として、富山大学大学院理工学研究部教授の椿範立氏が、さまざまな固体触媒の飛躍的な活性向上が期待できるバイモダル触媒の担体を調製する汎用的な製造法を開発したと発表した。バイモダル触媒とは、メソポア(平均径2 nm以上50nm以下)とミクロポア(平均径2nm未満)という大きさの異なる二つの粒子からなる触媒。今回開発した技術は、既存の触媒をバイモダル触媒で代替可能とするもので、バイモダル触媒の大きな細孔がガスと生成物の拡散速度を向上させ、小さな細孔が活性金属の表面積を増加させることにより、各種化学プラントでの化学反応の効率が大幅に向上し、環境問題の解決や省資源にも役立つという。
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