環境省、平成25年度大気汚染状況(有害大気汚染物質モニタリング調査結果)を公表
発表日:2015.03.31
環境省は、平成25年度大気汚染状況(有害大気汚染物質モニタリング調査結果)を公表した。これは、大気汚染防止法第22条に基づいて地方公共団体が実施している調査と同省による調査の結果を取りまとめたもので、21物質を対象としている。このうち、環境基準が設定されている4物質は、ベンゼンを除く3物質が全地点で環境基準を達成した。また、環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値(指針値)が設定されている9物質は、ニッケル化合物、ヒ素及びその化合物、マンガン及びその化合物を除く6物質が全地点で指針値を達成した。その他、環境基準等が設定されていないその他の有害大気汚染物質(8物質)についても、継続的に測定が行われた結果、数値は概ね低下傾向または横ばいであった。同省では、今後も、PRTRによる排出量データ及び有害大気汚染物質モニタリング結果等により、排出量や大気環境濃度等を継続的に検証・評価し、地方公共団体及び関係団体等との連携の下、有害大気汚染物質対策を推進していくという。