三重県、「三重県レッドデータブック2015」を発刊
発表日:2015.03.31
三重県は、「三重県レッドデータブック2015」を発刊したと発表した。これは、平成26年7月1日に公表した「三重県レッドリスト(2014年版)」に基づき、掲載されている種の選定理由や生態の解説などを盛り込んだもの。改訂前のレッドデータブックと比較すると、掲載種は1,483種から259種増加し、1,742種となった。また、より絶滅のおそれの高いカテゴリーに変更になった種(カモシカ等)は227種となった。同県では、県内外の専門家による調査や研究によって県内の野生生物の生息・生育状況に関する知見の蓄積が進んだこともあるが、県内の野生生物のおかれている状況はさらに厳しくなっていると考えられるとしている。今後、このデータブックを広く県民に普及し、絶滅のおそれのある野生動植物種の保全に対する理解を深めるとともに、関係機関等に配布し、各種事業計画における配慮等を促す予定という。
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