東京ガスなど、高効率に回収するガスエンジンコージェネレーションシステムを開発
発表日:2015.05.21
東京ガス(株)、三菱重工業(株)、三浦工業(株)及び(株)神戸製鋼所の4社は、ガスエンジンの廃温水を蒸気として高効率に回収するコージェネレーションシステムを開発したと発表した。ガスエンジンコージェネレーションシステムは、ガスエンジンで発電機を駆動して発電し、同時にガスエンジンの排気ガスや冷却水が有する廃熱を蒸気や温水として利用する。今回開発した製品は、三菱重工業製「高温化仕様ガスエンジン」、三浦工業製「廃温水熱利用蒸気発生装置」、及び神戸製鋼所製「スクリュ式小型蒸気圧縮機」を組み合わせたもの。排ガスボイラのみから蒸気を回収する場合と比べ、蒸気回収効率が18.4%から28.4%に向上し、電力と蒸気を合わせた総合効率で約71%を達成した。さらに、蒸気の使用量が減る期間には通常のガスエンジンコージェネ単体の稼働に切り替えることを可能にするなど、ユーザーの使用状況に応じ設定を変更できるよう利便性にも配慮した。三菱重工業及び東京ガスグループでは、2015年7月から販売を開始する予定。
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