京都市は、「平成27年度版 京の生きもの発見ガイド」を発行したと発表した。同市では、京都ならではの自然環境や伝統文化を後世に受け継いでいくため、目指すべき生物多様性保全の方向性を示す「京都市生物多様性プラン」を平成26年3月に策定し、生物多様性の保全に向けた行動の必要性を理解するための環境教育・普及啓発の取組を進めている。今回発行した発見ガイドは、子どもたちが京都市の豊かな自然に触れ、様々な生きものを知り、親しむことを目的とするもの。桂川に生息し、植物で巣を作るカヤネズミや、昆虫やカエル、鳥など、街中で見られる生きものが持つ興味深い特徴など、市内で見られる多種多様な生きものの生態を紹介している。同市では、平成27年7月16日から、市内の各区役所等で配布するという。