北海道、タンチョウ越冬分布調査(平成27年度第1回)の結果を公表
発表日:2015.12.25
北海道は、平成27年度第1回タンチョウ越冬分布調査の結果を公表した。この調査は、絶滅危惧種のタンチョウの越冬分布・規模の把握等を目的に、地元小中学校や関係機関等の協力のもと、調査の基礎的な手法やタンチョウ保護の歴史について学ぶことができるよう調査を進め、見られた場所や個体数を記録するもの。今回、平成27年12月4日に、道内の全振興局管内のタンチョウ生息地及び飛来地の全域(29市町村、計231箇所)を対象に調査を実施。その結果、成鳥713羽、幼鳥77羽ほかの合計829羽が観察された。また、確認された野生固体は791羽と前年のおよそ1.5倍で、管内別では釧路で186羽、根室で15羽、オホーツクで6羽、胆振で4羽増えた。前年より羽数が増えたのは、観察時の天候が良かったことのほか、観察点を一部変更したことやタンチョウの数が実際に増えていることなどによるものとしている。第2回目の調査は、平成28年1月25日の予定。