神戸市、水素サプライチェーン構築実証事業を推進
発表日:2016.01.26
神戸市は、水素サプライチェーン構築実証事業を推進すると発表した。水素は、将来の有力なエネルギーとして期待されており、水素ステーションや燃料電池自動車(FCV)に関する規制緩和や市場導入の動きが加速度的に進んでいる。水素サプライチェーン構築実証事業は、川崎重工業(株)、岩谷産業(株)及び電源開発(株)が実施するもので、クリーンな水素エネルギーを安定的に供給するため、海外の未利用エネルギーを利用して液化水素を製造・貯蔵及び海上輸送し、日本国内で荷揚げして輸送・利用する、大規模な水素エネルギーサプライチェーン構築を目指している。今回、水素サプライチェーンを構成する技術のうち「液化水素輸送技術」「液化水素の荷役技術の開発」を中心となって担当する川崎重工業との間で、神戸空港北東部において連携して実証事業を推進していくことで合意した。今後、水素サプライチェーンの構築を支援していくとともに、エネルギーセキュリティの確保に貢献し、産業・生活の両面で日本のエネルギー革命をリードしていくという。