環境省、「家庭からの二酸化炭素排出量の推計に係る実態調査 全国試験調査」の結果(速報値)を公表
発表日:2016.03.24
環境省は、「家庭からの二酸化炭素(CO2)排出量の推計に係る実態調査 全国試験調査」の結果(速報値)を公表した。同省では、家庭からのCO2排出実態やエネルギー消費実態等を詳細かつ継続的に把握し、削減対策の検討等に幅広く活用すること等を目的として、政府統計の整備に向けた検討を進めている。今回、本格調査の実施に向けた課題の抽出や統計調査の設計等の最終的な検証を行うため、平成26年10月から平成27年9月まで、全国10地方の約16,000世帯を対象とした全国試験調査を実施した。電気・ガス・灯油の使用に伴う世帯当たりのCO2排出量は年間約3.5トンと把握され、用途別のCO2排出量は照明・家電製品等が約5割を占めていること等が推定された。また、住宅の建て方別や地方別等のCO2排出量の推計が行われ、暮らし方の違いによるCO2排出量の違い、さらには、省エネ行動の実施によるCO2削減可能性が分かった。全国試験調査の最終的な結果や統計表(確報値)等は、28年6月頃に公表される予定である。
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