環境省は、平成28年7月7日に、長崎県対馬市と沖縄県竹富町が締結する、ヤマネコを通じた友好都市協定に立会うことを発表した。野生のヤマネコは2種だけで絶滅危惧種に指定されている。対馬市にはツシマヤマネコ、竹富町にはイリオモテヤマネコが生息しており、両市町には特別な繋がりがあることに鑑み、平成27年10月8日に竹富町西表島において「ヤマネコ愛！ランド共同宣言」を行い、人とヤマネコが共生できる環境づくりを推進するとともに、豊かな自然環境を未来に残し、将来世代に繋いでいくために両市町で連携・協力することを確認した。今回の友好都市協定は、両市町の連携・交流の促進と、恒久的な友好親善を目的とするもの。ヤマネコが縁の基礎となっていることから、両種の保護増殖事業を通じて両市町と関わりが深い環境省が締結の立会いを行うという。