埼玉県、日中韓3国の同時観測による越境大気汚染の解明に接近
発表日:2016.07.19
埼玉県環境科学国際センターは、韓国、中国と同時期の観測を行い、PM2.5の越境汚染の実態調査を実施すると発表した。同センターは、地方自治体の研究所(地方環境研究所)としては唯一、富士山頂で大気化学の研究に取り組んでおり、2013年から韓国・中国の研究機関との共同研究を実施している。平成27年度には越境大気汚染を調べるため、PM2.5採取を自動で行う装置を富士山頂に導入し、PM2.5中の石灰に含まれているヒ素の比率などに着目し、大陸方面からの越境汚染の影響を検討している。平成28年7月中旬から8月下旬にかけて、韓国のハルラ山や中国上海市などと同時に観測を行い、PM2.5の成分の日変化を分析するという。
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