環境省、(仮称)田野畑風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2017.02.10
環境省は、岩手県で計画されている「(仮称)田野畑風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」について、平成29年2月10日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、日本風力開発(株)が、岩手県下閉伊郡田野畑村、岩泉町及び普代村において、最大で総出力90,000kW(2,000~3,600kW級×最大25基)の風力発電所を設置するもの。事業実施想定区域内及び近隣は保安林や三陸復興国立公園が存在するなど、自然環境の保全上重要な地域である。また、岩手県指定鳥獣保護区が存在し、イヌワシ等の希少猛禽類の生息が確認されている。さらに、同区域の近隣には複数の住居が存在している。今回の環境大臣意見では、風力発電設備等の配置等を検討するに当たり、1)騒音等や風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、2)鳥類に関する調査、予測及び評価を行い、イヌワシ等の希少猛禽類の行動圏に関する情報を明らかにした上で、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること、等を求めている。
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