環境省は、平成29年2月8日から9日にタイのチェンライで開催された「第8回持続可能な都市ハイレベルセミナー」の開催結果を公表した。この会合は、平成20年に東アジア首脳会議（EAS）環境大臣会合において、EAS諸国における環境協力の優先活動分野として、「環境的に持続可能な都市（ESC）」が決定したことを踏まえ、開催されているもの。今回はEAS環境大臣会合参加国をはじめ自治体、国際機関等から約200名が参加。国際的な目標である持続可能な開発目標（SDGs）についてアジアの都市がいかに政策として取り込んで実施するのかをテーマに、先進的な取組の共有や、SDGsの達成に向けた官民連携のあり方などについて意見交換が行われた。その結果、ASEAN ESCモデル都市プログラムにおける個々のプロジェクトの規模を拡大して実施していくことや、SDGsに関連するセミナー等を開催することが必要であることを合意した。今後、その実現に向け関係者が協力して進めることになったという。なお、次回はカンボジアで開催される予定。