環境省は、汚染状況重点調査地域における除染の進捗状況調査（第18回）の結果を公表した。同省では、放射性物質汚染対処特措法に基づき汚染状況重点調査地域に指定されている岩手県、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県及び千葉県下の市町村における除染の進捗状況について調査を実施している。今回、福島県以外の汚染状況重点調査地域に指定された57市町村における、平成28年12月末時点の状況（第18回目調査）を取りまとめた。主な結果は、1）学校・保育園等：約1,600施設を全て終了。2）公園・スポーツ施設：約4,000施設を全て終了。3）住宅：約148,000戸に対し、ほぼ終了。4）道路：約5,400kmを全て終了。今回の調査により岩手県内及び宮城県内の市町村についても除染実施計画に基づく除染の進捗率が100%となった。除染実施計画に基づく除染を継続している市町村は、栃木県の3自治体となっている（完了時期は平成29年3月末）。