奈良県、ヒメイノモトソウ及びキレンゲショウマ保護管理事業計画を策定
発表日:2017.03.30
奈良県は、ヒメイノモトソウ及びキレンゲショウマの保護管理事業計画を策定したと公表した。同県では、「奈良県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づき12種の「特定希少野生動植物」を指定し、その生息地等の保全や再生など、特定希少野生動植物の保護を図るための事業を、適正かつ効果的に実施することを目的に、保護管理事業計画を策定している。今回保護管理事業計画を策定したヒメイノモトソウは、岩場に生息する常緑のシダ植物で、絶滅危惧IB類とされており、奈良県内の同種の生息する地域において本種の盗掘を防止するとともに個体の生育状況等の経年的なモニタリングを実施し、既知生育地を保全する。一方、キレンゲショウマは、深山の林床に生育する多年草で、絶滅危惧II類とされており、奈良県内の同種の生息する地域において現状の生育環境を保全するとともに、本種の生育の脅威となっているニホンジカによる採食圧を軽減する。同県では、関係行政機関・県民等への普及啓発を推進するという。
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