愛知県、希少野生動植物種「ハギクソウ」の生息地等保護区を指定
発表日:2012.03.16
愛知県は、希少野生動植物種「ハギクソウ」の生息地等保護区を指定したと発表した。同県では、自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例に基づき、絶滅のおそれがある動植物で特に保護を図る必要があるものを「指定希少野生動植物種」として指定し、原則としてその捕獲、採取、殺傷又は損傷を禁止するほか、学術研究等の目的で捕獲等を行う場合でも、同県知事の許可を必要としている。また、希少野生動植物種に指定されている動植物の生息生育地で、その種の保護のため重要と認められる区域を「生息地等保護区」として指定し、当該保護区への立ち入りや、当該保護区での工作物の設置等を規制することとしている。今回、希少野生動植物種に指定されているトウダイグサ科のハギクソウが生育する同県田原市内の2地区(約0.5ha)について、同条例に基づく「生息地等保護区」として指定した。ハギクソウは、同県のみで生育が確認され、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い植物とされている。なお、今回の生息地等保護区の指定は、同県として初の指定となる。