環境省、「ミゾゴイ保護の進め方」を公表
発表日:2016.06.13
環境省は、地域の環境の多様性や、森林の豊かさの指標とされるミゾゴイの保全に役立てるため、「ミゾゴイ保護の進め方」を発表した。ミゾゴイは、およそ標高1,000m以下の平地から低山帯の広葉樹林及び針広混交林に生息するサギ科の夏鳥で、ほぼ日本のみで繁殖している。しかし、ミゾゴイの個体数は1960年代以後2000年頃まで継続的に減少したと考えられる。「ミゾゴイ保護の進め方」は、ミゾゴイの専門家6名からなる検討会等を踏まえて作成されており、ミゾゴイの生態と保護対策の現状、ミゾゴイの生息地維持に関する課題などが、図や写真を用いて分かりやすく解説されている。また、ミゾゴイ繁殖地の保全・配慮の考え方や具体的手法等が示されておりミゾゴイの保護活動等に取り組む関係者が、ミゾゴイ繁殖地の保全に役立てることができるようとりまとめられている。