環境省など、神戸市と尼崎市のコンテナヤードでヒアリの個体を確認
発表日:2017.06.18
環境省と神戸市は、兵庫県神戸市ポートアイランドのコンテナヤードにおける緊急調査において、ヒアリの個体が確認され、緊急防除を開始したと発表した。特定外来生物のヒアリ(Solenopsis invicta)は、体長が2.5~6mm程度、体色は主に赤茶色の有毒のアリで、世界では北米や中国、フィリピン、台湾等にも外来生物として侵入・定着しており、世界各地で大きな問題となっている。今回の調査は、平成29年5月26日に兵庫県尼崎市において、国内で初めてヒアリが確認されたことを受け、ヒアリが付着していたコンテナが留置されていた地点(兵庫県神戸市2カ所、尼崎市1カ所)の周辺において実施していたもの。両者は、今後も連携協力して、今回の確認地点を中心に規模を拡大した緊急調査を実施し、調査で確認された場合、速やかに防除を実施する。なお、他の調査地点においては、現時点では、ヒアリの個体は確認されていない。