環境省、大分県内におけるヒアリ確認情報を公表
発表日:2017.07.25
環境省は、大分県内において、特定外来生物のヒアリ(Solenopsis invicta)が確認されたと発表した。中国・広東省高欄港より出航した貨物船にて、福岡県北九州市門司区の北九州港太刀浦コンテナターミナルで陸揚げされ、陸路にて中津市内の運送事業者敷地に運ばれた貨物コンテナ(1個)内で、平成29年7月20日に同事業者が働きアリ20匹程度を発見した。同事業者は、確認された全てのアリを殺虫処分し、コンテナは薬剤による消毒を実施した。九州大学熱帯農学研究センターの専門家による同定の結果、同月24日にヒアリであることが確認された。同省では、大分県及び北九州市の協力を得て、コンテナが一時的に留め置かれた地点の周辺において、ベイト剤及び捕獲トラップを設置し、ヒアリが侵入していないことを確認するための調査を開始した。また、関係自治体および港湾管理者等の関係機関に対し、周辺関係者への周知や、関係自治体及び環境省等が行う調査への協力を依頼したという。
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