環境省、福岡県内のヒアリ確認情報(2件目)を公表
発表日:2017.07.27
環境省は、福岡県内では2件目となる特定外来生物のヒアリ(Solenopsis invicta)の確認情報を公表した。中国・広東省の蛇口港を出航した貨物船にて、福岡市東区の博多港アイランドシティ・コンテナターミナルで陸揚げされ、陸路にて同市博多区の事業者敷地に運ばれた貨物コンテナ(1個)内部で、平成29年7月27日に同事業者がサナギを含む30頭のアリを発見した。九州大学熱帯農学研究センターの専門家による同定の結果、同日中にヒアリであることが確認された。事業者は確認された個体すべてを殺虫処分するとともに、コンテナを密封・燻蒸消毒を行った。また、搬出作業中に作業員がヒアリに刺され、周囲に発疹が発生したため、病院で診察を受けたが、健康上の問題は生じていないという。同省では、福岡市と協力して、確認地点付近やコンテナが一時的に留め置かれた地点周辺にベイト剤等を設置しており、今後ヒアリの調査を行う予定という。
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