環境省、横浜港におけるヒアリ確認情報を公表(21例目)
発表日:2017.10.06
環境省は、横浜港において、特定外来生物のヒアリ(Solenopsis invicta)が確認されたと発表した。横浜港では、平成29年9月5日に神奈川県横浜市中区の同港本牧ふ頭の事業者敷地内の空コンテナ内において、ヒアリが確認された。その後、横浜市が発見地点周辺や当該コンテナが一時的に留め置かれた地点周辺で調査を実施したところ、10月6日までにコンテナの陸揚げ場所である横浜市鶴見区の同港大黒ふ頭のコンテナヤードに設置していたトラップにより、ヒアリ2個体(全て働きアリ)を捕獲した。確認された個体は発見時に既に死亡しており、発見地点周辺や当該コンテナが一時的に留め置かれた地点周辺では、横浜市と運送事業者によりベイト剤(殺虫餌)及びトラップが設置されている。また、8月に実施した68港湾におけるヒアリ調査において、本ふ頭ではヒアリが確認されていないことから、ヒアリが当該地域周辺で定着・繁殖している可能性は低いと考えられるという。なお、6月の国内初確認以降のヒアリの確認事例は10月6日現在で11都府県・21事例目となった。