環境省は、平成20年度環境技術実証事業「閉鎖性海域における水環境改善技術分野」の実証試験結果報告書を公表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証して情報公開することにより、技術の普及を目指すもの。同報告書では、海域の直接浄化や生物生息環境の改善のための技術として、「人工中層海底による閉鎖性海域における生物生息環境の改善技術」（海洋建設（株））、「『海藻増養殖用エンチョーネット』を用いた藻場造成」（共和コンクリート工業（株））、「簡易なアカモク藻場造成手法」（サカイオーベックス（株））、「炭基盤材海藻育成装置」（東洋建設（株））の各実証対象事業における実証試験の結果が取りまとめられている。