国土交通省は、地理空間情報の利活用に係わる「研究開発マップ」を公表すると発表した。この「研究開発マップ」は、地理空間情報産学官連携協議会に設置された共通的な基盤技術に関する研究開発ワーキンググループが、産学官の連携による成果としてまとめたもの。同マップでは、地理空間情報の活用促進に向けた基盤技術として研究開発の重要性が高い「共通基盤技術」が、期待される活用例とともに整理されている。今回、今後重要と思われる活用例及び研究開発すべき技術について、専門家・実務家へのヒアリング・アンケート調査を実施した結果、「共通基盤技術」として、さまざまな実世界現象のシミュレーションとの連携・統合機能など7分野が示されるとともに、「特徴的な活用例」として、災害・環境分野における活動支援サービスなど9例が示された。