東大など、ブロックチェーン技術を活用した電力直接取引の実証概要を紹介
発表日:2018.10.15
東京大学、日本ユニシス(株)、関西電力(株)および(株)三菱UFJ銀行は、ブロックチェーン技術を活用した電力直接取引の実証概要を紹介した。この実証(研究)は、再生可能エネルギーの普及が進むなか、電力供給システムが大規模集約型から「自立分散型」に変化し、電力の消費者と「プロシューマー(生産消費者)」による電力直接取引の将来が展望されることから立案されたもの。太陽光発電設備を設置したプロシューマー宅において発生した余剰電力を、金融業界等で普及し始めている「ブロックチェーン技術」を活用した模擬的な取引により、複数の電力消費者宅へ送電するプラットフォームについて、1)研究の評価および総括(東京大学)、2)システムの開発(日本ユニシス)、3)実証システムの構築および実証(関西電力)、4)決済や取引へのブロックチェーン適用に関する助言(三菱UFJ銀行)を共同実施し、得られた知見を踏まえた実践的な実証につなげていくという。