東京都は、平成20年度の大気汚染状況の測定結果を公表した。これは、都内の住宅地域等に設置している一般環境大気測定局（一般局）46局と、道路沿道に設置している自動車排出ガス測定局（自排局）34局における常時監視等の測定に基づくもの。その結果、平成20年度の環境基準の達成状況は、以下のとおりとなった。1）浮遊粒子状物質は、一般局では2年連続全測定局で達成、自排局では4年連続全測定局で達成。2）二酸化窒素は、一般局では3年連続全測定局で達成、自排局では34局中29局で達成し、達成率85%で昨年度より11ポイント改善。3）光化学オキシダントは、すべての測定局で未達成。4）二酸化硫黄・一酸化炭素は、昭和63年度以降、すべての測定局で達成（三宅島が噴火した平成12年度を除く）。5）ベンゼン・トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン及びジクロロメタンは、平成16年度以降5年連続ですべての測定局で達成。