気象庁、エルニーニョ監視速報(2019年2月)を発表
発表日:2019.02.12
気象庁は、2019年1月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁は、エルニーニョ(ラニャーニャ)現象などの熱帯域の海洋変動を監視するとともに、毎月1回、当該月の実況および次月以降の見通しを「エルニーニョ監視速報」として発表している。今回の発表によると、この秋に発生したエルニーニョ現象が続いているとみられる。太平洋赤道域では、東部の海面水温が平年より高い状態が弱まりつつある一方、貿易風も弱まり始めている。今後、貿易風の弱まりにより、海洋表層の暖水が東進し、東部の海面水温が平年より高い状態を維持するように働くと考えられる。エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、今後夏にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高いと見込んでいるという。
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