環境省、平成30年度アスベスト大気濃度調査結果を公表
発表日:2019.08.22
環境省は、平成30年度アスベスト大気濃度調査結果を公表した。同調査は、アスベスト(石綿)による大気汚染の現状を把握し、今後の対策の検討に当たっての基礎資料とするとともに、国内に情報提供していくため、平成17年度より毎年度実施しているもの。平成30年度は、継続調査地点32地点、自治体から推薦のあった10地点及び熊本地震に係る熊本県内地域8地点の全国50地点で、大気中のアスベスト及びその他の繊維を含む総繊維数濃度を測定した。その結果、多くの地点において、アスベスト以外の繊維を含む総繊維数濃度について特に高い濃度は見られなかった。一方、旧石綿製品製造事業場等及び一部の解体現場等においてアスベスト繊維数濃度について比較的高い濃度が見られたため、事業者への指導等を行うとともに、令和元年度も継続して大気中のアスベスト濃度調査を行う予定という。
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