NEDO、タイにおける電気・電子機器廃棄物リサイクル実証事業に着手
発表日:2019.09.18
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、タイ工業省工場局と電気・電子機器廃棄物(WEEE)のリサイクルについて実証事業を実施することに合意し、基本協定書を締結したと発表した。この取組は、「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業(事業期間:2016~2020年度)」の一環で行われ、タイ国内初となる日本の高度リサイクル技術を活用した、WEEEの一貫リサイクルシステムの導入を行うもの。WEEEの破砕後に排出されるミックスメタル(プラスチック、ガラス、金属などの混合物)の粒度・比重選別を行うことで、有価物(銅、ステンレス、アルミ、貴金属)を効率よく回収する自動リサイクルシステムを導入し、その有効性を検証する。また、タイ国内で処理できない貴金属(金、銀など)と有害廃棄物(鉛、亜鉛など)の混合物を、日本で再資源化することで国際資源循環を実現し、タイをはじめとするアジア諸国におけるリサイクルモデルの確立を目指すという。
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