環境省、今期最初の野生「トキ」のヒナ誕生を確認・10年連続
発表日:2021.04.26
関東地方環境事務所は、新潟県佐渡市において、野生下のトキ(学名:Nipponia nippon)2ペアについて、今期最初のヒナが誕生しているのを確認した。同種は明治時代に羽毛を取るために乱獲され、それ以降、森林伐採による繁殖地減少・農薬による餌動物減少などの要因で減少し、平成15年には日本の野生生まれの最後のトキ「キン」が死亡した。現在は中国からの個体の繁殖を行っており、平成20年に繁殖個体の放鳥を開始し、平成24年に野生下では36年ぶりとなるヒナが誕生していた。今回の発表は、10年連続の野生下でのヒナ誕生であり、野生下で誕生したトキ同士のペアからのヒナ誕生としては、6年連続であるという。同省は、野生下のトキの繁殖状況について、環境省佐渡自然保護官事務所公式Facebook及び環境省佐渡自然保護官事務所公式ツイッターにて随時発信を行っている。
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