関東地方環境事務所は、トキをシンボルとした地域づくりの資料集「トキと共生する里地づくり―佐渡島の取組を例としてー」を公表した。これはトキ野生復帰のための生息環境保全と再生や社会環境整備の取組をとりまとめた資料集。平成20年に佐渡島での第1回目のトキの放鳥から15周年を迎え、環境省、新潟県及び佐渡市の3者で、佐渡島の団体、大学、行政等の多様な主体の連携と協力により進めてきた。環境省では、この資料集を、本州等の佐渡島以外の地域のトキと共生する地域づくりの参考にして欲しいと考えており、トキをシンボルとした自然と共生する持続的な地域づくりにより、将来、トキが全国各地の空を舞う日が来ることを期待している。同資料は、関東地方環境事務所のホームページに掲載される。