横浜市、市内6水系の調査結果を公表・国内産外来魚の増加に危機感
発表日:2021.04.28
横浜市は、市内を流れる6水系(鶴見川、帷子川、大岡川、境川、宮川、侍従川)の調査結果を公表した。同調査は、1973年から約3年に1度の頻度で魚類、底生動物、水草、付着藻類についての調査を実施し、生き物から河川の水質評価を行うもの。市内河川の水質は向上し、それに伴って、川で確認される生物の種数は年々増加している傾向にある。一方で、外来種52種(魚類22種、底生動物20種、水草10種)が確認された。この中には、オオクチバスやブルーギルのような、外国から侵入した種だけでなく、日本国内の他地域から持ち込まれた「国内外来種」が多数含まれている。今回の調査では、西日本に生息するヌマムツやムギツクが新たに確認された。同市は、新しい外来種の侵入が続く中、市内の生態系を保全するために、継続して外来種の動向を監視していくという。
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