NEDO、新たなバイオ生産実証拠点の整備方向を発表
発表日:2021.08.23
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、関東圏に微生物機能を活用したバイオ生産の実証拠点を整備する。当該拠点は、政府の統合イノベーション戦略推進会議がまとめた「バイオ戦略2020」を受けてNEDOが推進する「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発(事業期間:2021~2026年度)」の一環として整備されるもの。同事業の研究開発項目「生産プロセスのバイオファウンドリ基盤技術開発」の計画に基づき、有用微生物の探索とモデル生産物による検証(目標年次:2022年度)を経て、培養・運搬・受託製造などのバイオ生産システム(以下「バイオファウンドリ」)のスケールアップ検証などに活用される。今回、こうした枠組のなかで新規テーマ「スマートセル時代のバイオ生産プロセス実用化を促進させるためのバイオファウンドリ拠点の確立(実施予定先:Green Earth Institute、協和発酵バイオ)」を採択し、2026年まで整備を継続する。千葉県茂原市にある既存設備(発酵槽:30~300 L)に隣接して最大3000 Lの発酵槽を含む発酵設備や前処理・糖化設備、精製設備を含む一連のパイロットスケールのバイオ生産設備を新設する計画となっており、バイオコミュニティの形成を視野に入れ、バイオものづくりに携わる人材育成の場としても活用するという。
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